当院では、手当てという気功法と整体という健康法を同時にする気功整体という手技を使って健康のお手伝いをしています。
手当てって何ですかっていうと、手を当てることです。
痛いところに手を当てると、じんわーりあったかくなって痛みが和らぐ。
特別な能力なのかっていうとそうではなくて誰にでもできる事。
整体では、頭の中を空っぽにして手が自然と吸い付くところにただ手を当てる。
これが効果的な手当だよと言われています。
このような効果的な手当を目指して、日々修練を重ねてています。
手当てと痛みの関係
「足をぶつけた」「腕をいためた」そんな時パッと手をあてると痛みが和らぐ経験はないですか?
ゲートコントロール説という学説によると、
痛みを脳に伝える伝達路である脊髄には、痛みをコントロールするゲートがあって門番役の神経細胞がゲートを閉じたり開いたりして調節しているとされている。
つまり、門番役の神経細胞がゲートを閉じれば、痛みを抑えることができるということ。
手当てとは、ココロの安心感とともにゲートを閉じる作用があると考えられています。
手当てとココロの関係
手を当ててもらうと、安心感に包まれるような感覚になりませんか?
手当てには2つの効果があるとされている。
ゆっくりとした動きの手当ては、副交感神経を優位にさせる。副交感神経が優位になるっていうことは、心身のリラックスにつながる。
手当てをすることで、身体感覚が活性化される。身体感覚が活性化されると現実感がでてくる。この現実感がココロをしっかりとさせる効果があるとされている。
手を当てることでリラックスと現実の再認識が生まれます。
手当てと皮膚の話
皮膚はカラダの中でもっとも大きな感覚器官です。
その中でも一番感覚に優れているのが指先。手当は指先がある手全体で行います。
手は触れたものを敏感にとらえるシステムが2重構造に発達しているため脳のあたえる影響も多くなります。
皮膚感覚を磨くことが、いい手当につながります。
手当てで人が癒される理由
リラックス効果で全身がゆるむことによる身体感覚が敏感になる。
めちゃくちゃ緊張していると肘にものが当たっても気が付かない事がある。
リラックスすることで、身体感覚が戻ってくる。
絆ホルモンとよばれるオキシトシンも増えて安らぎが生まれる。
まとめ
手当てには、リラックス効果、身体感覚を育てる効果、ホルモンを促す効果などがある。
手を当てる事は、ただ癒されるだけではない。
リラックスしてカラダを落ち着かせて、身体感覚を取り戻すことで現実を把握してココロを落ち着かせる。
ココロとカラダをつなげて現実的に生きることにつながるのではないかと思います。
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